処方せんの受付:P304Δ

到達目標

◎処方せん受付時の対応ができる。(技能・態度)

◎生命に関わる職種であることを自覚し、ふさわしい態度で行動する。(態度)

◎患者が自らすすんで話ができるように工夫する。(技能・態度)

◎患者との会話などを通じて、服薬上の問題点(服薬状況、副作用の発現など)を把握できる。(技能)

実習
90分 x 7コマ
患者
見学(5分x12枚)→ロールプレイ(新患,再来など15分x6ケース)
→実際に(15分x20ケース)



指導薬剤師が行うこと

学生に指導薬剤師が行う患者対応を見学させ、患者の身になって話を聞き、患者が話しやすいように相談できる態度とその環境を感じ取らせる。

・マナーの基本(挨拶・言葉遣い)について説明する。

・患者がすすんで話が出来るような、患者対応の基本を説明する。

・指導薬剤師が患者役となり、学生と患者応対のロールプレイを行う。

ロールプレイは、患者応対の態度を観察し、患者の様子から適切な対処が出来ていなければ、その都度フィードバックしてあげてください。



学生が行うこと

・挨拶、言葉遣い、マナーの基本を実践する。

・指導薬剤師がおこなう患者応対などから、薬剤師にふさわしい態度を学び取る。

・薬剤師役となり、患者応対のロールプレイを行う。

・受付を体験する。



評価の視点

・実習期間を通じて、適切な挨拶、言葉遣いができる。

・患者応対の基本を実施する

・ロールプレイを通して、患者役が訴えていることを聞くことが出来る。

・ロールプレイを通して患者役の服薬上の問題点(服薬状況、副作用の発現など)を把握できる。(P322参照)



当薬局での指導

学生に指導薬剤師が行う患者対応を見学させ、患者の身になって話を聞き、患者が話しやすいように相談できる態度とその環境を感じ取らせる。



マナーの基本(挨拶・言葉遣い)について説明する。

挨拶についてはP302を参照されたい。言葉遣いなどはその学生に実際に会ってみなければどういう事に注意すべきか書ききれないので、省略する。



患者がすすんで話が出来るような、患者対応の基本を説明する。

医師にはなかなか質問出来ないが、薬剤師になら聞きやすい。というように患者に思って頂ければいいのではないかと考える。この雰囲気を作り出すには、相手を敬う気持ち、決して奢らず、毅然とした態度で話をすることが必要である。

何とも文面にはしにくい内容であるので、実際に学生に感じ取って欲しい。



指導薬剤師が患者役となり、学生と患者応対のロールプレイを行う。

ロールプレイは、患者応対の態度を観察し、患者の様子から適切な対処が出来ていなければ、その都度フィードバックしてあげてください。

見学(5分x12枚)
→ロールプレイ(新患,再来など15分x6ケース)
→実際に(15分x20ケース)

とあるが、見学に関しては実習1日目で達成してしまう数であるのであまり気にしない。

ロールプレイに関しては各々6ケース行うとあるが、学生の能力によってその数は上下する。実際の患者対応に関しても実習後半からは率先して動いて行けるようになってもらいたい。そうすれば20ケースも1日でこなせる数である。