処方せんの鑑査と疑義照会:P308

到達目標

◎疑義照会事例を通して、医療機関との連携、患者への対応をシミュレートする。(技能・態度)

演習(ロールプレイ) 薬歴簿・処方せん・調剤録
90分 x 1コマ

全期間を通じて事例があったときに薬剤師の対応を見学する。



指導薬剤師が行うこと

・疑義照会の結果、患者への対応が必要となった事例を説明する。

・シナリオをもとに患者への対応を検討する。

・シナリオをもとに、疑義照会後の患者への対応のロールプレイを行う。



学生が行うこと

・シナリオ例において、患者にどのように対応すべきか考える。

・シナリオをもとに疑義照会後の患者への対応のロールプレイを行う。



評価の視点

指導薬剤師が提示する事例あるいはロールプレイにおいて、

・疑義照会後の患者への対応のロールプレイの際にきちんとした言葉遣いができる。

・疑義照会後の患者への対応例を説明できる。



当薬局での指導

疑義照会の結果、患者への対応が必要となった事例を説明する。

疑義が生じて処方が変更になった場合やならなかった場合、その他疑義照会後の結果に応じて患者に対応を行うが、その際に重要なのが、どういった疑義だったのか、その結果はどうなったか、患者として服用はどうすれば良いのかをきちんと伝える事である。



シナリオをもとに患者への対応を検討する。

シナリオとしては以下のような状況を設定する。

「処方箋を持って来てその調剤を行ったが、 話をしているうちに併用薬として同じ薬(商品名違い)が処方されていた。 疑義照会を行い、結果、その薬は処方から削除となった。」

以上のシナリオをもとに学生に患者対応を検討してもらう。



シナリオをもとに、疑義照会後の患者への対応のロールプレイを行う。

上記シナリオをもとに実際にロールプレイを行う。