計数・計量調剤:P312Δ

到達目標

◎錠剤の粉砕、およびカプセル剤の開封の可否を判断し、実施できる。(知識・技能)

説明・実習 資料
90分 x 1コマ



指導薬剤師が行うこと

・錠剤の粉砕(錠剤の分割)カプセル剤の開封の可否を確認する方法を説明する。

・錠剤の粉砕(錠剤の分割)カプセル剤の開封が含まれる処方せんを例示し、その調剤方法を説明する。

・学生に付き添いながら、処方せん(または模擬処方せん)に基づいて学生が行う錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封が正確に行われているかを確認する。



学生が行うこと

・錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封について、その可否(理由も含め)を調べる。

・指導薬剤師が行う錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封の方法を見学する。

・処方せん(または模擬処方せん)に基づいて錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封を行う。



評価の視点

・錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封の可否を調べる事が出来る。

・処方せんに基づいて、錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封が正確にできる。



当薬局での指導

錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封の可否を確認する方法を説明する。

錠剤の粉砕や分割については、基本的に製剤的特徴として徐放性剤や腸溶剤、吸湿性の高い薬剤は粉砕、分割はしてはならない。カプセル剤についても同様である。

これらを確認するには、添付文章やメーカーへの直接の問い合わせをする事によって確認する。



錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封が含まれる処方せんを例示しその調剤方法を説明する。

当薬局ではあまり粉砕の指示があるような処方箋はこない。よって、期限切れの医薬品を用いて実習を行う事とする。

この際、錠剤を粉砕した散剤は分包を行うのであるが、一包あたりの内容量をどれぐらいにするのか、また、そのためには乳糖をどれぐらい賦形するのかを考えて調剤を行う必要がある事を説明する。



学生に付き添いながら、処方せん(または模擬処方せん)に基づいて学生が行う錠剤の粉砕(錠剤の分割)、カプセル剤の開封が正確に行われているかを確認する。

上記事項を踏まえて実際にやってもらう。作業工程や、計算方法で遠回りな事をしていたらフィードバックして最短で作業ができるようになってもらう。