服薬指導の基礎:P317Δ

到達目標

◎薬歴管理の意義と重要性を説明できる。

◎薬歴簿の記載事項を列挙し、記入できる。(知識・技能)

◎薬歴簿の保管、管理の方法、期間などについて説明できる。

説明・演習
90分 x 5コマ



指導薬剤師が行うこと

薬歴管理の意義と重要性、薬歴の様式、薬歴への記載事項、薬歴管理の実際、薬歴の保管等について説明する。

・薬歴管理の意義と重要性について説明する。

・薬歴に記載する事項について説明する。

・薬歴の保管方法、保存期間について説明する。

・服薬指導のロールプレイ等により、学生が記載した薬歴を確認する。

薬局内での実際の薬歴への記載事項や保管方法を見せながら説明しましょう。



学生が行うこと

・薬歴管理の意義と重要性を説明する。

・薬歴に記載する事項を説明する。

・薬歴の保管方法、保存期間について見学・説明する。

・ロールプレイなどにより、薬歴に必要事項を記入する。



評価の視点

・薬歴管理の意義と重要性を説明できる。

・薬歴の意義・目的を踏まえ、薬歴の記入が的確に行える。

・薬歴の保管の方法等について説明できる。



当薬局での指導

薬歴管理の意義と重要性、薬歴の様式、薬歴への記載事項、薬歴管理の実際、薬歴の保管等について説明する。
薬局内での実際の薬歴への記載事項や保管方法を見せながら説明しましょう。



薬歴管理の意義と重要性について説明する。

調剤薬局ではカルテを直接見る事は無いので薬歴は患者の情報として非常に重要なものとなる。
この薬歴があるからこそ、処方の疑義を解決したり、重複投薬や副作用を事前に防ぐ事が出来るのである。



薬歴に記載する事項について説明する。

薬歴に記載する事項については、薬局によって多少の違いはあるとは思うが、基本的な事項として、

・患者氏名
・生年月日
・保険情報
・住所、電話番号
・副作用歴
・現病歴

などなどがある。



薬歴の保管方法、保存期間について説明する。

当薬局での薬歴保管方法は、「最終来局日付順の患者氏名、五十音順」となっている。また、薬歴の保存期間は「最終の記入の日から3年間保存」とされている。



服薬指導のロールプレイ等により、学生が記載した薬歴を確認する。

他の項目で服薬指導を行った際での薬歴記載を用いて確認、フィードバックを行う。