【到達目標】
◎調剤中に過誤が起こりやすいポイントについて討議する。(態度)
◎過誤が生じたときの対応策を討議する。(態度)
討議 事例集
90分 x 1コマ
【指導薬剤師が行うこと】
・調剤過誤の事例、ヒヤリ・ハット事例(インシデント事例)を説明する。
・どのような時に調剤過誤、ヒヤリ・ハット事例が起きやすいのかを、学生と討議する。
・事例を提示し、調剤過誤、ヒヤリ・ハット事例の防止策を提案させる。
・調剤過誤発生時の対応策を学生とシミュレートする。
【学生が行うこと】
・どのような時に調剤過誤、ヒヤリ・ハット事例が起きやすいのかを考察し、指導薬剤師と討議する。
・指導薬剤師が提示した調剤過誤、ヒヤリ・ハット事例に対し、防止策などを検討・提案する。
・指導薬剤師が提示した事例に基づき、調剤過誤発生時の具体的な対応策をシミュレートする。
【評価の視点】
・どのような時に調剤過誤、ヒヤリ・ハット事例が起きやすいのかを理解し、調剤上の留意点や防止策を提案できる。
・調剤過誤発生時の対応策をシミュレートする。
【当薬局での指導】
●調剤過誤の事例、ヒヤリ・ハット事例(インシデント事例)を説明する。
P328と同様なのでそちらを参照のこと。
●どのような時に調剤過誤、ヒヤリ・ハット事例が起きやすいのかを、学生と討議する。
P328Δと同様なのでそちらを参照のこと。
●事例を提示し、調剤過誤、ヒヤリ・ハット事例の防止策を提案させる。
事例を話し合っている中で、その防止策について、 学生がどう考えるかの意見を述べていただきたい。
●調剤過誤発生時の対応策を学生とシミュレートする。
まずは真摯に謝罪し、患者の健康被害がないかを聞き、その結果によって対応を考える。 正しく調剤したものを届ける、被害がある場合は即刻中止していただき、受診勧告を行う。など。 とにかく誠実な対応を心がける事が重要である。
まちがってもごまかすとか、もみ消すような浅はかな真似はしては行けない。
また、ごく稀に出はあるが、言いがかりをつけてくる輩もいるので、 そういった場合は確固たる対応を毅然と行う必要がある。