【到達目標】
◎適切な服薬指導を行うために、患者から集める情報と伝える情報を予め把握できる。(知識・技能)
説明・演習
90分 x 1コマ
【指導薬剤師が行うこと】
・適切な服薬指導を行うためには、患者からの情報収集が重要であることを説明する。
・初回質問票、薬歴等から得られる情報の評価の仕方を確認する。(P303参照)
・入手した患者情報から患者の状態を判断し、伝えるべき内容を決めるまでの過程を説明する。
【学生が行うこと】
・服薬指導を行うためには、なぜ患者からの情報収集が重要であるかを考え、指導薬剤師と話し合う。
・初回質問票、薬歴等から得られる情報を整理する。
・入手した患者情報から患者に伝えるべき内容を判断し、説明する。
【評価の視点】
・患者等から収集した情報の評価の仕方を説明できる。
・薬歴等から過去の指導内容や問題点、申し送り事項等を把握できる。
・適切な服薬指導を行うためには、患者からの情報収集が重要である事を説明できる。
・入手した情報から患者に伝えるべき内容を判断できる。
【当薬局での指導】
●適切な服薬指導を行うためには、患者からの情報収集が重要であることを説明する。
薬局ではカルテを見る事が出来ないため、その医薬品がどんな目的で処方されているかはハッキリはわからない。そのため、患者との話や過去の薬歴、患者情報を収集しなければ、その処方が適切かどうかの判断が出来ないのである。
●初回質問票、薬歴等から得られる情報の評価の仕方を確認する。(P303参照)
P303参照されたし。
●入手した患者情報から患者の状態を判断し、伝えるべき内容を決めるまでの過程を説明する。
患者との話によって状況を判断し、処方に変更が無ければコンプライアンスの確認や他科受診の併用薬の有無などを確認する。
変更があればその理由を患者との話の中でなぜそれが出たのか、どういった目的なのかを説明し、用法用量などの基本的な服薬指導を行うことになる。